棟上げ。君津市の注文住宅は方形の屋根で、随所にこだわり

今回の住まいは、君津市泉。外観や内部は様々こだわりがありますが、まずは無事棟上げ。
冬の青空は本当に真っ青。寒いけれど、気持ちの良い日が多いです。

注文住宅の泉の家は、平面形状が正方形の軒廻りで、屋根は方形になっています。
方形と言うのは、四隅の隅木が、中央で一か所に集まっている形状。建物の納まりは難しく板金屋さんに頑張ってもらう形状ですが、出来上がった時の品の良さは、他の屋根にはないものがあります。

しかも、今回もまた軒を深く設計しています。1,4mほど。。以前設計した袖ケ浦の住まいも同じくらい軒が深いです。

3間×3間のリビングと大きな庇のある家_袖ケ浦

私達は、軒が深いデザインは好きなのですが、モダンな軒の出の無い住まいの方が良い方もいらっしゃるので、お客さんによってかなり好き嫌いがあります。

軒の出の注意点

軒を出すことは、当たり前のようで意外と奥が深い。少し設計の点でお話ししてみましょう。

中途半端な軒の出は、デザインが難しい

軒の出が欲しいからと言って、中途半端な軒の深さは、建物が野暮ったくなりがちであります。特に二階建ての軒の出40cm~60cmは、壁の高さと、軒の深さのバランスがあまり良くありません。どうしても二階の部分に、ちょこんと屋根が乗っているように見えてしまうので、意匠的に様々な配慮が必要です。逆に、このプロポーションを上手に処理している住まいは、設計が優れていると言えるでしょう。

軒の出が増えれば、屋根の面積も大きくなるのコストアップする

軒は外周部の周りに広くなります、例えば勾配を考えないで、簡単に比較すると、
8m×8mの64㎡ の建物に1mの軒の出を付けると
9m×9mで81㎡ なんと17㎡も増えてしまいます。17㎡と言うと約10畳分の屋根が増えるイメージです。

軒が無い家と比べても、これだけ増えてしまいます。注意したい点です。

軒が深ければ深いほど屋根の吹き上げに注意

軒が深いことは雨をしのげる意味で大変有効ですが、逆に台風の時には、吹き上げの影響を受けてしまいます。垂木をしっかり桁に留める必要があります。一般的にひねり金物を使う事が多いのですが、私達の場合タルキックを使っています。気密の処理や意匠的な問題を処理するのにすぐれているからです。

また、垂木のサイズもしっかり設計したいところです。

今回の建物は2.5寸勾配で、全体の高さを見かけ上落とすように設計しています。
外観はとにかくプロポーション。
設計の大切な部分です。