外壁材をすのこ状に張る

ドレスロッジの小屋シリーズでも多様しているすのこファサード。

今回の泉の家でも使います。

杉の赤身と外壁の着色

普通に木材をすのこ状に並べて張るのは、デザイン的に均一化してしまい面白くないので、私達は材料を二種類使い、リズム感を持たせて外壁を作ります。
材料は、様々用いますが、特に今回は、45㎜と90㎜の杉の赤身を取り寄せ、着色します。杉材は安価であるが赤身は耐久性に優れているので採用しています。通常の材木屋さんには置いていないので、取り寄せで発注を掛けたため納期がとても掛かってしまいました。

下地の黒いシートはもちろん、ソリテックス。 エコトランスファージャパンのいつもの担当者が突然現場見学にきて驚きました。まぁこちらがお伝えするの遅くなったので、見に来たようですね。
このすのこファサードは、ドイツ等で近年人気のあるファサード[外観]で日本でも見かけるようになっています。
多くの場合は、杉板をそのまま張って、シルバーグレイの風化を楽しむ場合が多いのですが、今回は、グレイの防腐材を着色して、出来た段階からグレイの外観をデザインしています。塗装屋さんは両面塗るので大変ですが、日本の気候を考えるとこのあたりの処理はしておきたいところです。

外壁のリズム感

二種類の材料を用いるので、大工さんは割り付けの確認を行います。

とにかくリズム感を大切にする為、何度もパースで割り付けのスタディーを行います。
その結果90㎜+45㎜+45㎜+45㎜+45㎜が一番スマートな外観になると判断しそのように張ってもらいます。下の胴縁は、すのこを張った時、横のラインが入らないように、黒色の胴縁を用いています。
また、外壁の木材は、劣化したときに交換できるように、ステンレスビスで留めています。細かいですが、このあたりも配慮しています。

かなり手間は掛かりますが、その分個性的で素晴らしい外観になります。

すのこファサードはデザインだけではない サステナビリティ―

すのこのファサードは個性的になりますが、デザインだけで決めているわけではありません。一般的な外壁よりも、すのこにする事で外壁の通気量を増やし、外壁面の温度を下げる事が出来ます。つまり断熱材の負担を減らすことで快適な環境を作ることができます。特に夏場の西面はその影響が顕著に表れます。

窯業サイディングではなく、国産の安価な木材を用いる事で、環境にも負担が少なくすみます。何より、木材の経年変化を年月と楽しむという贅沢を感じる事が出来ます。