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おしゃれな外観はファサードラタンだった!
千葉の君津市で建てた、省エネ住宅の設計ノウハウ

 

様々な省エネ住宅の情報がありますが、ウンチクではなく、今回は実例で紹介します。

省エネは、性能とデザインの組み合わせ技

省エネ住宅とデザインの組み合わせの、設計事例。あなたの住まいの参考になるでしょう。

設計ノウハウ:ファサードラタン

ファサードラタン:すのこファサードとも呼ぶ、外観の手法。すのこ状に並べた秋田杉は、隙間を空けて配置する事で、外壁の通気層に、多くの空気を流入する事が出来ます。しかも、幅の異なる杉板をリズム感を持っていて、独特な雰囲気を作ってくれます。

1.4mの庇のファサード:君津市戸建て新築

1.4mの庇のファサード:君津市戸建て新築

すのこファサード:君津市戸建て新築

すのこファサード:君津市戸建て新築

バルコニー、テラス、それぞれ配置:君津市戸建て新築

バルコニー、テラス、それぞれ配置:君津市戸建て新築

設計ノウハウ:大きな庇

大きな庇のある家:軒裏にはマホガニーという板を張り込み、とても大きな庇を形成しています。軒の出は1.4m庇は風雨から、住まいを守ってくれます。この庇は、昔よりある手法のひとつですが、日差しの制御と言う点でも住まいを省エネにしてくれます。戸建の新築で無いとできないデザインです

西日対策のパッシブな外観:君津市戸建て新築

西日対策のパッシブな外観:君津市戸建て新築

設計ノウハウ:外付けブラインド

西日対策の外付けブラインド:吹き抜けに設けた1,2階に繋がる、大開口。冬は日差しを取り込み、夏は日差しを遮る。こちらも大きな庇と共に、省エネの住宅に近づける設計のノウハウになります。パッシブな設計の開口部

建物のボリュームがせめぎ合う外観:君津市戸建て新築

建物のボリュームがせめぎ合う外観:君津市戸建て新築

トリプルガラスのサッシに加えて、デザイン性の高い高断熱の木製玄関ドア

表面材をオーダーで作る、高断熱の玄関ドア。冬季には開口部からの熱が70%も逃げると言われています。そのため省エネ住宅を目指すのであれば、サッシや玄関扉などの設計も重要になります。

オリジナル玄関ドア:君津市戸建て新築

オリジナル玄関ドア:君津市戸建て新築

省エネ住宅である、設計の性能値

UA値 0.35 W/m2K

サッシ サーモスX/LIXIL トリプルガラス:ダブルLOW-e仕様
玄関扉 木製玄関ドア (0.77W/m2k)
断熱 基礎内側断熱:フェノバボード_50㎜(0.019W/mk)
壁:セルロースファイバー55k_90㎜(0.038W/mk)+フェノバボード_30㎜(0.019W/mk)
屋根:セルロースファイバー55k_350㎜(0.038W/mk)
空調機器 床下エアコン+2階廊下エアコン

省エネももちろん、デザイン性のある住宅

省エネハウスというと、断熱材ビッシリのイメージがあります。省エネ性は、躯体の中に入ってしまい見えない部分もあります。実際の快適性は、インテリアも重要な要素だからこだわります。

現しの梁を生かす、黒い天井のリビングダイニング

リビングとダイニングキッチンと言う間取り。キッチンは、とにかく使いやすく大きく作り込みました。大きな梁と天井の黒い塗装は、空間を引き立てています。戸建の新築のデザインだからできました。

間接照明、リビング:君津市戸建て新築

間接照明、リビング:君津市戸建て新築

高い天井でも空間を落ち着かせるデザインの黒天井:君津市戸建て新築

高い天井でも空間を落ち着かせるデザインの黒天井:君津市戸建て新築

空間を分節する、2.4mの黒天井

同じデザイン構成でも、空間を分節するテクニック

コの字型キッチン:君津市戸建て新築

コの字型キッチン:君津市戸建て新築

主役をアイランド型のコの字キッチンにした、ダイニングキッチン

キッチンを主役にする為に、最高の位置に間取りを構成。大きな吹き抜けはキッチンを気持ちよくします。

手の届く範囲と、複数で料理を楽しむ:君津市戸建て新築

手の届く範囲と、複数で料理を楽しむ:君津市戸建て新築

和室:君津市戸建て新築

和室:君津市戸建て新築

玄関には、ダイニングへの買い物扉があります

玄関から買い物袋を毎日キッチンへ運ぶのは大変。玄関横に買い物袋を手渡しできる扉を作りました。また、玄関には式台も兼用したので、靴を履くのも容易です

広い玄関土間:君津市戸建て新築

広い玄関土間:君津市戸建て新築

アイディアデザイン 買い物用扉と明りとり窓:君津市戸建て新築

アイディアデザイン 買い物用扉と明りとり窓:君津市戸建て新築

ストリップ階段:君津市戸建て新築

ストリップ階段:君津市戸建て新築

将来二部屋と大きな庇のバルコニー

将来二部屋は、大きな3枚扉を開ければ大きな一部屋になります。バルコニーは、仕事中でも雨が降り込まないように、大きな庇が付けられています

将来二部屋の子供室:君津市戸建て新築

将来二部屋の子供室:君津市戸建て新築

バルコニー:君津市戸建て新築

バルコニー:君津市戸建て新築

主寝室:君津市戸建て新築

主寝室:君津市戸建て新築

最後に、省エネ住宅に使われた材料の紹介

セルロースファイバー、タイベックスマート

新聞古紙を原料とする、エコな断熱材。現場吹き込みで、隙間なく施工が可能。気密シートとして、タイベックスマートを選定。可変透湿気密シートと呼ばれ、しっかりと気密を確保しながら、冬は通常の防湿気密シートの機能で、夏は逆に壁体内が多湿になりカビの発生しそうになると湿気を通してくれます。通年を通して壁体内を良好に保ってくれます。

セルロースファイバー

セルロースファイバー

ダブル断熱の外張断熱はフェノバボード

外張断熱はフェノバボードを採用。フェノールフォーム保温板1種2号の分類の断熱材で、熱伝導率が0.019W/(m/k)の優れた断熱材。これを外張断熱として張り込みました。

ダブル断熱 フェノバボード

ダブル断熱 フェノバボード

構造用面材はモイスを採用

モイスTMは、壁の下地材です。耐火性、防蟻性、断熱性、透湿性、耐震性に優れた面材。高断熱の住まいだからこそ、壁の構成にもこだわります。結果的に省エネな住宅に近づいてゆくのです

構造用面材はモイス

構造用面材はモイス