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細長い家や長方形の間取りのメリット、デメリット。

 

さて今回は、細長い家しか建たない方長方形の住宅を検討している方で、その形や広さを有効に活用した間取りをご説明します。

はじめに答えから。

・玄関は、建物の中心に計画するように心がける。
・短手しか玄関が出来ないのであれば、玄関土間とLDKを一体にして玄関を無くす。
・南側に二階の部屋を配置しない方が良い。
・水回り、玄関をまとめて廊下率を下げる方が良い。

採光の工夫、西側に部屋が来てしまうと西日の影響を受けてしまう

細長い長方形の住宅を作るときに、考えたいのは採光です。たとえば南北に長い住宅(=つまり東西が狭いというわけです)だと、もしこの住宅の南側に建物が立った場合、直接太陽の日差しが入らないかもしれませんよね。しかも南に面する面が少ないので、東向きの部屋、西向きの部屋が発生してしまいます。東向きはまだ良いのですが、

西日の対応が必要

西日の対応が必要

問題は西向きの部屋は、どうしても環境の悪い部屋になってしまいます。多くの場合こちら側に子供部屋を配置してしまいますが、できれば主寝室のほうが良いでしょう。子供たちは、親よりも子供部屋にいる時間が長くなります。学校から帰って西日の入る部屋はあまり良いものではありません。

ただこういった敷地の場合多くは、隣家も迫っているので、逆に暗くなってしまう可能性もあります。

吹き抜けを設けるなどして室内窓を設置する

隣家が迫って暗くなる、もしくは西日の入る部屋の採光は、外部の窓からではなく、採光を室内から確保するということも考慮してみましょう。せっかく日が差す南側を子供部屋や寝室など、誰かに限定した部屋に使うのはもったいないので、できれば家族みんなが過ごすLDKなどを南側の一番気持ちの良いところに持ってきて、吹き抜けを介して各部屋をつなげるのも大切なことです。

吹き抜けでLDKと個室に光を

吹き抜けでLDKと個室に光を

ただし、南側に、玄関も設置しなくてはなりませんので、

玄関ホールを土間にしてLDKを兼ねるという思い切りも必要になります

細長い長方形の間取りだからこそ生まれる、奥行き間と広さの演出

また、長方形の間取りは奥行きがでることがデメリットであり、メリットでもあります。それを利用して広い家に見せる工夫も十分にできるのです。ここでポイント。

長方形で細長くなってしまうのだから、細長いことを徹底する!!

 

長方形の間取りは細長くなるので距離感を演出することができます。感覚として、距離感を感じる部屋は実際の大きさよりも広く感じることができます。せっかくなのでこのメリットを使いましょう。ただし、玄関から奥まで見渡せるつくりはプライバシーを考慮してやめておいたほうが良いという考えもありますが、割り切ってしまうことも必要です。

長方形の間取りのセオリー

階段を家の間取りの中心にして廊下を排除することが基本的なセオリーです。廊下を少なくして、余分なスペースをなくすことで各居室への導線が短くなります。

建物の中心に玄関を計画すると効率的だが。。。できないパターン多し!

玄関は東玄関か、西玄関にすると効率が良くなります。長方形の間取りのときは、なるべく建物の中心から各居室へ、アプローチを考えます東玄関の記事にも記載しましたが、

東玄関の間取りのメリット、デメリット。間取りの極意。

玄関+トイレ+廊下+階段は同じグループになるので近い場所に設置されます。そうすれば部屋が向かい合う形になり、家族の気配を感じられる間取りにすることもできます。

建物の中心に玄関が出来なくて、短編方向なら

どうしても短手に玄関を設置すると、南側に玄関を設置する場合が多くなってしまいます。その場合、南側の開口部のとり方が難しくまた、プライバシーの計画も難しくなってしまいます。その場合は、南側に大きな吹き抜けを設け、玄関を含めたLDKの空間を構成すると、一味違ったプランを作ることがあります。長方形の間取りで、南玄関の場合は吹き抜けとセットで考えることも大切でしょう。

そして、玄関を無くすくらい思い切りが欲しい所です

家具の配置

長方形の家だと、家具の配置によって快適さも変わってきます。たとえばリビングとダイニングを分けて作ったとしても、短辺方向でテレビとソファを配置してしまうと、テレビとソファの距離が近すぎてしまうことも出てきます。
家具の配置でもかなり長方形の間取りの使い勝手は変わってきますので、そういったことも考慮に入れて考えてみてくださいね。