もくじ
大屋根の下で部屋が小屋になる 1室空間
2つの階段だからできる一室空間
一続きの部屋で一体感を演出
家型の外観+ファサードラタン
シンプルな形状の中に、独特な雰囲気をつくる
大きな吹き抜けをリビング1室として使うか、家全体として使うか。空間構成を考える上で重要なファクターです。好みの分かれる解放感ですが、一つの部屋を一つの住まいとして考えるのであれば、こういった構成もアリだと思います
建物の高さは、平屋よりも大きく、二階建てよりも小さいスケール感。LDKから見ると勾配天井の効果でとても大きく見えます。
小屋裏のような個室がLDKとつながる
二階に上がると、手が届く天井の高さはまるで小屋裏収納のようなスケール感。でも、壁がない空間は小屋裏収納のような狭さではなく、広く感じます。二階からはLDK一望できます。
反対側の個室からもLDKを見渡すことができます。
双子の階段‐部屋へ2つの異なるアプローチ
それぞれの部屋へは、専用の階段を上ります。一部屋×一階段は贅沢な作りではありますが、階段からその部屋が始まる。そんな空間構成です
天窓がある寝室では、星空も見ることができます。天井の高さを抑えることで天窓の効果を体感することができます。階段の登り口の高さは1m60㎝。少し頭が当たるくらいのスケールがワクワク感を感じさせてくれます
桃ノ木製作所のキッチン
ステンレスのオーダーキッチンでは、よくお世話になっている桃ノ木製作所の中山さん。
中山さんのオリジナルキッチンSPFK20を採用させていただきました。ステンレスの加工が得意なので、作りもしっかりしていてthe職人さんのクォリティーです。今回面材はレッドオークも用いて住まいの空間に合わせたコーディネートにしております
今回はキッチンの横に、ちょっとしたデスクスペースを用いております。
中庭とテレワークスペース
この字型の中庭を設けています。中庭は部屋同士の緩衝地帯にもなり、緩やかに繋げます。特にテレワークのスペースは、こういった緩やかなつながりを求められます。加えて、テレワークスペースの多くは、こじんまりしている空間が多いので、最低限の広さでも吹き抜けのような空間にすることで、気持ちよくテレワークができるスペースとしています。
外観は、シンプルだけどファサードラタン
外観は、房総イズム得意のファサードラタン。加えてガルバニウム鋼板の縦ハゼ葺き。シンプルな家型を踏襲しつつ、茶色と、黒色の異なる配色のファサードラタンで建物に特徴を付けています。