こんにちは、房総イズムです。注文住宅を検討しているのであれば、内装をこういう風にしたい、外装はこういう風にしたい。そんな思いがあるのではないでしょうか。 ですが、見た目ばかりだけではなく住みやすさも重視する必要があります。
とは言っても、家に関する知識がないとそこまで考えることが難しくなってしまうに違いありません。
そこで今回は、後悔しない注文住宅にするためのアイデア集をお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
注文住宅は、アイデアを選ぶセンスが必要
注文住宅以外は、基本的に、決められた商品の中でしか選ぶことができないので、その商品を選んで進めるだけです。
例えば、壁紙の素材は決まっているから、色だけ決めて欲しい。
そう言われたら、その壁紙の中の色だけに集中して考えればいいというわけです。
ですが、注文住宅の素材の選び方は、アイデア次第で良くも悪くもなります。
注文住宅の場合は、様々な選択肢があるので、自分のイメージしているような家を作り上げることができる一方、どういうアイデアがあるのかが重要になってきます。
ここからは知ってよかったと思える、注文住宅で絶対にやっておきたいアイデアをお伝えします。
まず、良いと思う、注文住宅のアイデアは家族と共有しておくこと
自分ひとりだけが、あれもしたいこれもしたいとなっても、全てが家族に受け入れられるわけではありません。今までの私達の経験上、家族の皆さんが全く方向性を持っていることは、ほとんどありません。
自分の趣向を全面的にあてはめた結果、注文住宅の打ち合わせが進むにつれ、徐々に意見の相違が出てしまい、なかなかアイデアの方向性が決まらないという事も多々あります。
ですから、家づくりの主体になる方は、(主に奥様が多いのですが、)アイデアの方向性が決まってきたら、まず家族に相談しましょう。
同じ家族でも、家に対して重要としている部分は大きく異なります。
例えば
・どこにいても子どもの顔が見られるようにしたい。
収納スペースをたくさん確保したいなど。
・アイランドキッチンは必須。
・ウォークインクローゼットは寝室に欲しい、、、など
誰かが、家づくりのスタートを切ると、どんどん意見が出てきます。
スタートのアイデアが、考える糧になり、優先順位を決める一歩になります。
実際の注文住宅で出る、収納スペースのアイデア8選
コート用クローゼット
コートは普段、自分の部屋のクローゼットにかけるはずですが、最近では玄関のクローゼットにかけるケースが増えてきました。
帰宅時にわざわざ自分の部屋までコートを着てくのは面倒。
かといってコートをリビングに脱ぎっぱなしにしておくと怒られる。
そんなときにコート用クローゼットを玄関に設置することで、外出するときも帰宅したときも、玄関でコートを脱いだり着たりすることができます。
コート以外にも帽子やリュックなどのアイテムをクローゼットにしまっておけば、すべて玄関で済ませることも。この場所をウォークインシューズクローゼット(WISC)として要望される事も多いです
玄関は靴だけではなく、ちょっとしたアイデアでより便利に過ごすことができるでしょう。
キッチンパントリー
皆さんは、キッチンパントリーという便利な収納方法をご存知でしょうか。
生活していくうえで、絶対に必要なものは食材です。
食材はもちろん、調味料や調理器具、食器などさまざまなものをキッチン内で収納しなければなりません。
そうなってくると、食材や調味料やそれらのストックを保管しておく場所がなくなってしまいます。
そこでキッチンパントリーの出番です。
キッチンパントリーを設置することで、キッチンを広く使えますし、なにより食材を多くストックすることもできます。
こういったキッチンパントリーを有効活用される方は、一週間の買い出しを週末に行う方や、コストコのようなところで沢山のストックを買われる方にピッタリです。
シューズクローク
家族が増えれば増えるほど、玄関に大量の靴が置いてある。
そんな光景を見たことがある人も、非常に多いのではないでしょうか。
家族だけならまだいいですが、来客があった際に玄関がぐちゃぐちゃですと、とても印象が悪くなってしまいます。
そこで広めのシューズクロークを設置しておくことで、玄関をスッキリ見せることができます。これは上記のウォークインシューズクローゼット(WISC)とも共有しています。
ウォークインクローゼット(WIC)
最近よく耳にする、ウォークインクローゼット。
ウォークインクローゼットとは、人が入れるくらいの大きさのクローゼットを表します。
昔ながらの押し入れとは違い、布団の収納は不向きではありますが、衣類をまとめて収納できたり、アウターなどをかけて収納できたりというメリットがあります。
ウォークインクローゼットが広ければ広いほど、衣類はもちろんさまざまなものが収納できるためとても便利なものです。
ただ、デメリットもあります。
歩いて収納の中に入れる分、収納内部に歩くスペースが必要になり、その分収納量が減ってしまいます。
単純に、収納量であれば、壁面に沿った収納の方が、多くの収納量を確保できますが、スーツケースのようなものがある時は、ウォークインクローゼットは有効に使えます。これも、雑誌でみた憧れだけではなく、実用的なアイデアをもとに収納を考えてみましょう。
注文住宅の間取りのアイデア
オーソドックスな和室とリビングをつなげる
近年、オシャレな家がどんどん建てられていますがその分、畳の部屋がないケースが増えてきました。
とはいえ、日本人だからこそ畳の部屋は欲しい、そう思うのではないでしょうか。
本来であれば、畳の部屋を独立させてひとつの部屋としてカウントするのが通常です。
しかし、畳の部屋を独立させてしまうと使い道が難しくなくなるため、あえてオープンにする方法が流行しています。
例えばリビングに隣接させて、開放感のある和室として役立てることができます。
和と洋が折り重なり、よりオシャレさを引き立たせてくれます。
こういった畳は、色彩の豊かな畳を用いたり、縁なし畳を用いてもオシャレになるでしょう。
また、小さな子どもがいるのであれば遊び場として、お昼寝の場所として使ってもいいかもしれません。
対面式キッチンを取り入れる、いや、あえてI型キッチンにする。
毎日料理をするからこそ、キッチンはこだわりたいものです。
そこでおすすめなのが対面式キッチンです。今は、賃貸住宅も対面キッチンはスタンダードになりつつあります。
対面式キッチンとは、名前の通り家族と会話ができるようにリビング面にキッチンを設置する方法を表します。
本来であれば広さの問題もあり、壁側にキッチンが設置されていることが多く、それでは家族に背を向けて料理をしなければいけません。
対面式キッチンにすることで、家族の顔も見れますし何気ない会話にも参加できるため、料理が楽しくなること間違いありません。
と、ここまでは、一般的な対面キッチンの利点のお話ですが、注文住宅だからこそ、あえてI型キッチン壁面向きのキッチンを選択するのも、ありでしょう。
壁面向きのキッチンは、対面キッチンよりもスペースが有効に使える為、ダイニングスペースを大きく取ることが出来ます。また油跳ねは壁面がある為、ふき取りやすく、排気も、壁沿いに排出されるため効率も良いです。
しかも、窓から外を見る事ができるので、屋外に良い景色があるのであれば、今流行の対面キッチンにする必要もないでしょう。
こういったオリジナルのアイデアを取り込めるのも、注文住宅の良いところです。
コンセントは多めに設置?使わないとわからない!!
いちど設置してしまうとなかなか変更するのが難しいもの。
それがコンセントではないでしょうか。
それもあってか、実際に住んだあとにコンセントの位置に不満を持っている人の割合は、半数にものぼるそう。
例えば、掃除機の問題。
家全体を掃除するときに、コンセントの場所が悪いとそこだけ掃除機をかけることができません。
見た目を気にして、コンセントの数を減らしすぎた結果、後悔することも少なくありません。
なるべくコンセントの数は多めにして、ストレスのない使い方をしたいと思っても、家づくりが初めての場合、コンセントの使い方まで、図面で想像するのは難しい。。。
だからこそ、コンセントを決める前には、建設途中の現場で立ち合いを行う事をお勧めします。
こういう立ち合いは、注文住宅でないとまずできません。立ち会っているときに、コンセントの使い方のアイデアが浮かぶ事の多々あります。
屋根裏よりも、注文住宅だから壁面ディスプレイというアイディア
一軒家にすると、なぜかあこがれてしまう屋根裏部屋。
なぜなら、デッドスペースを有効活用できるからです。
とはいえ、屋根裏に行くためにはハシゴや階段を使わないといけないですし、夏になるとすさまじい暑さがこたえます。もちろん断熱をしっかりすれば防ぐことは可能ですが、屋根裏部屋はやはり居住空間ではないので、登る時に危険も伴います。
むしろ、住まいの収納を見せる収納としてディスプレイ出来るようにしてはどうでしょう。
一度読んだ本が、収納の奥底にあるのはとてもさみしい。一度納戸の奥にしまってしまえば、まず出すことはないでしょう。
本は出会いだと思います。一度読んだ本も、また出会えるようにディスプレイすると、本たちも喜ぶような気がします。
注文住宅のアイデアはいっぱいある
今回ご紹介したアイデア以外にも、便利でなおかつ驚きの収納や間取りスタイルがあります。
例えば、
- ・階段下のデッドスペースを収納用にする
- ・階段の1段1段の間を収納スペースにする
- ・引き出し型の壁収納でデッドスペースを有効活用する
- ・壁掛け収納で使いたいものをすぐに取れるようにする
- ・通路にも床下収納をする
など、注文住宅をする際のアイデアは無限大です。
まとめ
ここまでのことをまとめると、
- ・注文住宅のアイデアは、取っ掛かりを作りましょう
- ・全てのアイデアを叶えることは難しいので優先順位を決めること
- ・注文住宅のアイデアは無限大にあるため参考写真を集めましょう
注文住宅は、完成して住んだときはとても嬉しくて感動するものです。
まさに待ったかいがあったといっても過言ではありません。
ですが、まだ家が建つ前に、あれもしたいしこれもしたい、なんて家族で話し合うのもとても楽しいことです。
それらが形になったときに、注文住宅にして良かったと思えることでしょう。