こんにちは、房総イズムです!
今日は、小さな別荘や、夫婦2人暮らしにピッタリの憧れの平屋建築について真剣に考えてみました!
土地が広くないと建てれないなんてよく言われる平屋ですが、実はそんなこともありません。
小さな平屋の25坪くらい大きさでも、発想によっては狭さを感じない素敵な空間を演出することができてしまいます!
今回は25坪以下の平屋間取りのテクニックをご紹介します!

房総イズムなら25坪以下の平屋の間取りは、3人ベース

どんな間取りができるか。一般的な間取りを考えてみましょう。まず25坪前後の場合、家族構成は2人か3人が多くなります。

つまり25坪では2LDKと言うのが一般的な間取りになるでしょう。

2人の場合、子供が巣立ったりして、ご夫婦以外同居する可能性が少ない場合。3人の場合、子供1人でご夫婦と言う場合が多いと思います。

大人2人、子供2人で4LDKは、いろいろ調整が必要になりますので、まずは2LDKで考えてみましょう。

25坪以下の平屋の間取りのポイントは5つ

①玄関、廊下をリビングと一体にするー理由,狭い空間を広く使うため!
②小屋裏を使うー理由,収納に面積を取らせない!
③客間は畳コーナーにするー理由,部屋数を減らしてフレキシブルに使う
④外構と一体にデザインするー理由,空間的な広さにエクステリアを入れる
⑤動線計画を単純にするー理由,玄関、トイレ、など水回りをまとめる

ちょっと解説を書きます。

①所要室の広さを、洗い出してみよう

25坪と言うと、つまり50畳、畳の方が考えやすいですね。では、50畳から必要な部屋の大きさを差し引いてみます。

玄関+ホール 4畳トイレ 1畳浴室 2畳洗面 2畳
キッチンダイニング 8畳リビング  12畳寝室  8畳寝室 8畳

これらを合計すると45畳、廊下を含めると約50畳となります。単純計算で25坪の間取りは、このような規模になります。一般的な、間取りで言えば2LDKと呼ばれるものです。これは、本当に住むための必要な所要室の大きさで計算しただけであるので、実際は方位や、希望などはこれから参入してゆきます。

もし25坪以下の小さな平屋でも中庭が欲しいと思った時、どうなるかシュミレーションしてみましょう。

上記の広さに対して、一般的な中庭を2坪くらいと想定しましょう。
そうすると中庭を囲む通路分の広さ4畳程度が必要になります。
結果的に27坪になり25坪以下では納まりません。

25坪以下の間取りで中庭が欲しい時は、LDKを兼ねる

中庭が出来たので、その中庭も家族のだんらん、リビング的な扱いをする。だからリビングダイニングキッチンをひとくくりにして、16畳程度で納めてします。そのかわり、中庭は窓を開放すれば第二のリビングになる。

当初思っていた広さの考え方とは異なりますが、中庭をもう一つのリビングにすることで、25坪以下で部屋を構成することも可能になってきます。

平屋の家を25坪以下で間取りで、家族4人で住めますか?

25坪の平屋の間取り
25坪の平屋の間取り

方法①『将来を考えて、要らない部屋は作らない』

「家族が4人で25坪だとしても、部屋をやみくもに作る意味はあるのか?子どもが成人すれば子どもたちは独立するし、そうしたら夫婦二人だけの家になる。子ども部屋を二つ作って夫婦の寝室も作って、和室も作って、…なんてしていたら、二人だけの家になった時に部屋を持て余してしまう」
確かに子供が巣だった後を考えると、部屋の誰もいない空間になってしまいます。時折、子どもが帰省したとしても、そこで何日も過ごすわけではありませんよね。

そう、当初4人で想定した部屋数は、数年後、納戸へ変わってしまいます。。

そもそも、家族4人が一緒に居る時間は約10年もないと思うと、大きな家に住むメリットはないでしょう。

そういうときこそ、リビングで孫も一緒に団らんしたいものです。

方法②『まとまって暮らすから、個室は3畳半でOK』

「家族間でプライバシーが必要になる関係なんて嫌だ。みんなでぎゅっと一緒に暮らす方が楽しくていい。だから個室をたくさん作るよりも、子どもたちが最低限一人になれる部屋を作るだけでいい

部屋は3畳半でいい。寝れればいい。その分リビングを大きくしたい。

案外小さい部屋の方が、将来書斎にしたり、家の中に小屋がある感じになって楽しい住まいになると思います。

方法③『平屋は大屋根になるから、小屋裏を作る』

ちゃんと広く、ちゃんと狭く

平屋に屋根裏部屋を作って子どもの部屋をそこに作ってあげるのもいいかもしれません。平屋は階段がないので、思ったよりも広く使えることも多いのです。階段は実はかなり場所をとったり、ほかの配置を左右したりするのです。
また、部屋数が少なければ、冷暖房費用などが安く済む場合も多いのです。

寝室は一つで良いけど、客間が欲しい時

寝室は一つで良いけれども、いざと言う時の為に、客室にしたいので、部屋はもう一つ欲しい。

良くあるご要望ですが、良く考えてみてください、もしその来客が年に一度来るか来ないかだったとしたらその為に部屋を準備しておく必要がありますか。365日優雅に使える方が良いという考え方もあります。一年に一度の為に客室は、ものすごく贅沢だと思います。少し前の住まいは人の往来がもっとたくさんありました。だから続き間、客間と言うものは有効に使われていました。炊事場は今ほど設備が整っていなかったので、やはり隠すものの一つでした。

しかしながら現代において、来客の頻度は少なくなっています。炊事場はキッチンとなり、様々な電気製品によりきれいに整理整頓され見せるキッチンになっています。

25坪の広さであるならば人の集まる場と言うものを兼ねさせる方が良いでしょう

LDKを20畳にして小上がりでも作ってあげて、仕切れば客室のように使ってあげた方が有効に暮らすことができます。

平屋25坪の家のコストは?

やはりコストは気になります。まず総二階建てに比べると平屋はコスト高になってしまいます。さらに、経験則になってしまいますが、坪数が大きい方が単価は安くなります。その理由としては、小さい家はロスが大きくなりがちです。例えば、一日で10できる工事でも、小さい家だと5の作業しかやらなくて良い事があります。しかしながら移動時間など考えると、結果的に一日作業になってしまい。人工代金は同じになってしまいます。このように大きくても小さくても必要な工事は同じなので、割高になりがちになります。感覚的には30坪の家くらいまでは多少なりとも割高感が感じられます。

5つのポイントのまとめ

25坪の家は小さいですが、設計によって大きく見せる事は可能です。特に平屋の場合は、階段室を設けなくて良いので、二階建てに比べて2坪程度、面積を有効に使う事が出来ます。一方部屋を区切ろうとすると、平屋の場合は廊下は長くなってしまうので、廊下をリビングと兼ねる事がポイントになってきます。客間は一室で作ることが難しいので、畳コーナーのような形でリビングの一角に設ける事が良いでしょう。

  • 玄関、廊下をリビングと一体にする
  • 小屋裏を使う
  • 客間は畳コーナーにする
  • 外構と一体にデザインする
  • 動線計画を単純にする

追伸

房総イズムでは、小さい平屋の設計も得意にしています。そして、あなたのアイディアを形にするテクニックも持っています。間取りは、様々なテクニックを使うと大変効果的に住まいを作り上げる事が出来ます。ぜひみなさんの持っているアイディアを教えてください!!