コストの見極め!!富津の金谷で作る注文住宅

職人と、漁業の町、富津市金谷。ここで住まいの設計が始まります。

若い夫婦の二人暮らし。実家の横に家を作ります。

いろいろハウスメーカーなど見て回った結果、いろいろな要望が出てきて、依頼がありました。

お客さんの建売などの建物見学会で既成概念が出来てしまい、発想が委縮してしまう問題

ただ、地元で建物を見学するとなると、ハウスメーカーよりも建売や分譲の住宅がメイン。一般的には不動産屋とかに行って、分譲住宅の見学などを行います。沢山見れば見るほど、知らず知らずに既成概念が形成されてゆき、様々なイメージが作られています。いろいろ要望を伺うと、お客様のほうで、『これはできる、これはできない』限定されてしまっていることがわかります。建売や分譲住宅でできない事も、注文住宅なら普通の事だったりする事が多いので、まずは、あまり既成概念を作らず、楽しい気持ちで間取りを考えて欲しいと切に願います。

その中で、今回は、合理的に、コストを掛ける所、掛けないところを明確に設定して、メリハリのあるデザインを目指します。

メリハリのある間取りを考える順番

メリハリのある建物のデザインにする為に、大きく3つ考えてみましょう。

①10年後どのくらいの数の部屋が欲しいか。

②今、10年後、20年後、家でどんな生活を営むか。

③30年後どんな生活か。

はっきり言って将来なんてわかりません。でもせっかくだから家を作る時くらい少し将来を考えてみましょう。

コスト見極めの判断基準は?

お客様がコストを掛ける所・掛けないところを見極めるのは難しい。
でも折角の注文住宅だから希望を叶えたい。

おっしゃる通り。しかし実生活を厳しくしてまで高額のローンを組むことはお勧めしません。

だから、掛けるところ削るところを、明確に見極めます。
『奥様と御主人の要望のどちらを優先するか』
『家にいる時間はどちらが長いか』
『家に求める物は何か??性能、デザイン、広さ????』

などを私達と話すことが結構重要なのです。

今回は、簡単に言うと

キッチン周りは要望を叶えます。フローリング建具などは、とにかくコストを抑えます。空間は贅沢に使います。形は合理的な形状にします。

どこにこだわりを持ってくるかが、ポイントです。