ホームページからお問い合わせが合って、約三年。房総のいすみ市にセカンドハウスが完成しました。

現在のお住まいは東京にあるのですが、夷隅川のほとりの土地を購入されたという事でご連絡を頂き、設計がスタート。

いすみのセカンドハウス
中庭から夷隅川を一望 いすみのセカンドハウス

奥様の間取りを、基本にデザインを起しました

初めてではない住まいづくりであり、また奥様もお住まいに詳しく、この土地に合った住まいのイメージを明確にお持ちでした。私達は、その間取りにスパイスを加え、建物として成立するようにデザインしました。

いすみのセカンドハウス
いすみのセカンドハウス レベルを変えた招き屋根・差し掛け屋根

換気を意識した、招き屋根。差し掛け屋根。

建物の形には、必ず必然性が必要です。論理的で合理的である必要があります。今回の屋根は、招き屋根(差し掛け屋根)

招き屋根の説明は下部に記載しますが、今回の奥様の大きな要望として、夷隅川から入り込んでくる風を住まいの中に引込、風通しを作るということでした。

この招き屋根(差し掛け屋根)は、屋内空間を特徴的に意匠的に作る事が出来ます。また、窓間の高低差を作ることで、風の流れを作ることが出来ます。

また、通常の切妻や寄棟の屋根形状よりも優しい雰囲気を作ってくれます

招き屋根(差し掛け屋根) とは

切妻の合掌の形の片方を伸ばした形状で、片方の屋根の面が短くなります。この屋根と屋根の間に壁ができる事で、小屋裏や、ハイサイドライト(高窓)などを設ける事が出来、屋内空間の屋根の意匠を特徴的にしてくれます。その為、平屋や二階リビングなどの物件の様に、勾配天井を生かす物件に最適な屋根形状と言えます

いすみのセカンドハウス
いすみのセカンドハウス  招き屋根・差し掛け屋根は、北側の外観デザインがカッコよくなる

化粧野地板と水平梁を生かしたデザイン

平屋の大空間を構成する為に、招き屋根(差し掛け屋根)の外観を使っている為、内部にも勾配天井の化粧野地板のデザインを採用しました。

水平梁には、照明をセットしています

いすみのセカンドハウス
勾配天井を生かした化粧野地板の天井 いすみのセカンドハウス
いすみのセカンドハウス
いすみのセカンドハウス 水平張の連続性のある空間

招き屋根・差し掛け屋根で出来る高窓

屋根形状で、勾配天井と高窓を作る事が出来ます。この高窓は、北側の安定した採光と共に、南側からくる川の風の通り道にもなってくれます。

いすみのセカンドハウス
いすみのセカンドハウス 通風採光の高窓
いすみのセカンドハウス
いすみのセカンドハウス 大きな一室のLDK

借景の田園風景を楽しむ、黄金色の畳

北側には、田んぼが広がっています。田んぼの風景は季節によって変わるのでそこを楽しむのが、この畳のお部屋です。造り付けのカウンター越しに、稲刈りの金色に合わせた畳の色を選択しています

いすみ セカンドハウス
いすみ セカンドハウス 黄金色の畳

L型のキッチンの組み立てはDIY。御家族で組み上げました

奥様の使いやすさから、L型のキッチンを選定。しかもこれはIKEAでご購入し年頃の息子さん達が組み上げました。やはりDIYは愛着の沸くものです。組み上げたキッチンを大工さんと設備屋さんで設置・接続しました

いすみのセカンドハウス
いすみのセカンドハウス
いすみのセカンドハウス
いすみのセカンドハウス 化粧野地の空間

湿気対策のモイスの内装材

今回は、通風を意識して招き屋根にしていますが、やはり川からの風邪には湿気対策も必要です。今回は、内装材としてのモイスを選定しました。

モイスは、湿度調整にも効果を発揮してくれる材料なので、こういった案件にはピッタリの材料です。定尺のサイズの為、90cmごとに、継ぎ目が入るのでそういったデザインを考慮する事が大切です。今回は、化粧野地板や現しの梁材など素材感のある素材を合わせたので、モイスの意匠性も十分引き出している空間になっています。

またモイスは、バーミキュライトの素材感で光の反射が美しいのも特徴の一つです。

いすみのセカンドハウス
木々が生えて、建物が緑の一部になった時に、見栄えのする補色の赤色を使っています。

緑の補色をベースの色に設定した外観

緑が生い茂った時に、本当の良さが出るように配色を設計。緑の補色である赤をベースに屋根をつくりました。数年後が楽しみなお住まいです。