工事金額はどこまで入っているのか??

別途工事諸経費というのは本体工事費に含まれない費用で、工務店やハウスメーカーによって大きく異なる価格であります。これが、建物の金額を良くわからないくしている原因です。しかも、その項目も、会社によって異なります。簡単に工事費の内容を整理してみましょう

別途工事費は、次のようなものが想定されます。

既存建物解体費

これは、建物付土地や、建て替えの場合に発生します。倉庫がある場合や、撤去しなくてはいけない物体がある時も掛かる場合があります。

地盤改良費・地盤調査費

建物を建てるには、その地盤がしっかり耐力があるか調べる為に地盤調査が必要になります。その結果耐力が悪かったり液状化の心配がある土地では地盤改良、もしくは地盤補強を行う必要が発生します。土地を購入する時には注意が必要です。地盤は固有のものですので、その土地のその配置で行う必要があるので、土地が自分のものになるまで正確な事はわかりません。見えない工事費です。

外構工事費

これはエクステリアの工事になります。塀や駐車場や土間コンクリート打ちや、ウッドデッキなど。敷地に高低差がある場合、擁壁のコストは膨大に掛かる可能性があるので注意しましょう

照明器具工事費

最近では照明器具を別途にしている業者は少なくなったと思いますが、それでもまだまだいるようです。

カーテン工事費

新築の建売の物件を見に行ってもわかりますように、カーテンはついていません。かなり個人の趣味による所もありますし、カーテンもしくはブラインドもしくは、ロールカーテンなどさまざまですので入居する前に購入する方が多いと思います

空調工事費

一般住宅の場合、エアコンを付ける事が多く機種など家電量販店で購入する場合が多いので、こちらも別途になることが多いです。しかしながら近年では、省エネ住宅の場合、消費エネルギーも考慮する必要があるので、エアコンも設計の中に入れる事が多く、工事費の中に含まれる事も増えてきました。

屋外電気工事費

電柱からの引込などです。このあたりは入れてほしいものです

屋外給排水衛生工事費

これは、屋外の排水経路の工事費です。排水経路は敷地によって距離が異なり、土地ごとコストが変わるので本体工事費には入れる事が少なくなっています。

TV、インターネット引込工事費

これも、施主によって様々です。ケーブルにするかアンテナをつけるか、光TVにするか?選択肢で工事業者も変わるので注意しましょう。

給排水引込工事費や水道加入金

既存の建物がある場合は良いのですが、新規の土地の場合、多くは水道や排水が宅内に引き込まれていない場合が多く、水道管から宅内へ取り出す道路の掘削や、水道を使うために役所に支払う加入金などがあります。

諸経費は、次のようなものが想定されます。

別途工事費とは異なり、工事とは関係ないが、必要なコストになります。公的機関に払うものなど様々です。

建築確認費用
近隣挨拶関係費
地鎮祭、上棟、竣工式費用
建築表示登記
土地所有権移転登記
建物所有権保存登記
抵当権設定登記
ローン手数料
ローン保証料
団体信用生命保険特約料
火災保険料
借り住まい費用
滅失登記費用、引っ越し費用
印紙税
登録免許税
不動産取得税
固定資産税
都市計画税

かなり多くの項目があります。しかも必要である場合とそうでない場合、それぞれ金額の差も発生し個別に金額が変わってきますので、その都度注意が必要になります。

結局本体工事費とは

本体工事費とは簡単に話すと、敷地や、施主の都合で金額の変わるものは含まれない価格という考えに近いかもしれません。業者によっては、ここまでは入れておこう、みたいな感じで価格をだしているので、本当によく分かり難いものです。建物本体は、この金額でできるけども、住めないよ。そんなイメージで価格を見ておきましょう。

地価の高価なところの注文住宅の注意

ここで一つ例をお話しします。土地を購入して、新築を建てようとする場合、土地を購入してから竣工までに時間が掛かります。このタイムラグで、固定資産税を一旦多く支払う必要がある場合があります。現在の固定資産税は、一般の土地と住宅用の土地とでは異なります。住宅用の土地であれば評価額の1/3に標準税率を掛けるのですが、一般の土地は1/3にはなりません。その差額分は、支払わなければならないのです。後々戻ってくるのですが、資金計画の中では考えておきましょう。特に東京地区の土地の高いところは注意が必要です。

また新築やリフォーム、リノベーションでも必要項目は変わって行きます。