中庭のある家で、広さを感じる
プライベートガーデンを手に入れる
もくじ
30坪の中庭のある家で35坪分家でやりたい事を見つける
折角の住まいだから、家で楽しむエピソードを見つける。中庭があれば、周りを気にする事もない。子供達も安心して遊ばせる。庭でビールを飲める。ささやかな贅沢を堪能する住まい。あれをしたいこれをしたい。それが住まいは始まり。
夜景もカーテンなしは、中庭ならでは。人の目線が気にならないこともメリットで
中庭なら、人の目線が気にならないので、カーテンなしで、光を楽しむことができます。このお住まいは、プリーツスクリーンをカーテンボックスの中に入れてありますので、窓の開放感を害しません。
中庭のデザイン:内部は木の下見板張
ガルバニウム鋼板の外壁のモダンなデザインの中に、白く塗った杉板の下見張の中庭。外観はモダンにカッコよく、中庭は優しく。ウッドデッキは、ウリン材、経年変化でグレー色に変色します。
中庭を介して離れのある、和室
まるで町屋の坪庭のような中庭になっています。そして対面に離れの和室を配置。この和室は家族の集まる部屋とは別れています。御主人が夜間の仕事で、昼間寝なくてはならない時でも、ぐっすり寝れるようにこの離れを作りました。
自分の家の屋根を見るという贅沢
総二階ではなく、下屋のある空間。今では自分の家の屋根を見る事も少なくなりました。こんな風情は、まるで町屋の坪庭のような中庭になっています。
イラストの設計が形になっています
30坪、35坪と言う大きさの住まいについて
30坪、35坪という大きさはLDKを20畳くらいにして、動線を短く設定すれば4部屋取ることもできます。皆さんで言う所の4LDK。でも、そんなにうまくはいかない。大抵我慢しながら、必要な間取りを確保する。特に30坪くらいで4部屋取ることは非常に難しい。空間の狭さの我慢はOKだと思うけども、やりたい事、楽しい事の我慢はしてはいけない。限られた広さを生かす。更にもう一つアクセントを加えたい。30坪でも35坪くらい広く使えて、敷地も有効利用できる住まい。そんな住まいを目指しました。
中庭に合わせた明るいLDK
キッチンはオーダーで制作。中庭を面していることで、奥様はキッチンに居ながら家じゅう見渡すことが可能です。
中庭を使って部屋を大きく見せる手法
同じ大きさの部屋でも、真四角と長方形では感じ方は全く異なります。人の目は前についています。自分の前の空間しか認識できないので、長手を作ることで、空間の広さを感じる事ができます。この住まいのリビングは、リビングーダイニングーキッチンを連続させることで、そのような効果を狙っています。
中庭で手に入れるもの。自分の空を手に入れる事
中庭の良いところは、視線が遮られ、空だけ見る事が出来ます。空は誰のものでもないけれども、自分の家の上の空は自分の空になる。中庭は、そうやって囲んで空を切り取ってくれる。これもすごく贅沢な事です。