もくじ
注文住宅の後悔しないポイントは、自分で要望を見つける事!
家づくりの要望を聞かない住宅事業者
注文住宅や、自由設計で家を創る時には、まず要望を聞くのが当たり前なのですが、多くの事業者は、こういった希望を聞かずに、注文住宅の設計をする事が多々あります。
また、住まいの設計を内容を聴いたとしても、
『部屋が何部屋欲しいですか??』『リビングは何部屋欲しいですか??』などと機能的な要望を聞くだけ・・というのがほとんどだと思います。
こういった要望は、必要ですが、あまり意味がありません。注文住宅の後悔しないポイントは要望の出し方を工夫する事なのです。
そもそも、お客さんにとって注文住宅の要望を出すことは難しい
要望とは、あれしたい、これしたいという事です。そういった要望は意外とみなさん出にくいものです。
私達の注文住宅の設計の打ち合わせを行う時でも、、『ご要望はありますか??』と聞くと、う~~んと考え込む方が多いのです。
でも、それって、良く考えてみると当たり前ですね。
家電や車などは、選択項目も多く、また実際使ってみたりと体感経験が豊富にあるので比較検討が可能なのですが、注文住宅に限っては、実体験として比較できるものが今まで生活してきた住まいだけである為、比較検討が難しい。
そうなってしまうと、あれしたい、これしたいという要望はすぐには出てきません。
ですので、『あれしたい』『これしたい』の要望を出すよりも今の自分の家の不満を並べてみてはいかがでしょうか。
人の不満は、宝物の宝庫。後悔しないポイントは、不満の解消
なぜか、人は不満は出しやすいようです。今住んでいる住まいの不満を沢山述べる事は比較的簡単。
例えばマンション住まいであれば、
玄関が狭い
庭が無い
外の車の音がうるさい
今の住まいの不満を、今度建てる注文住宅の要望に変える。
天井が低い→梁を見せた天井で高くなる
玄関が狭い→玄関収納が沢山ある
庭が無い→ガーデニングが出来るような外構にする
外の車の音がうるさい→換気扇の穴に防音をつける
不満から要望を見つける方法は、特に体験の少ない、住まいには有効な手立て。
そもそも後悔とは、後で悔やむこと。今の住まいで不満は、後で後悔するポイントを無くしてくれる、とっても重要な事です。
部屋数や、間取りなど、住まいの機能的用件を考える前に、今の住まいの不満を出してみましょう。