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今の時代、モノはもう溢れているから、建築家の力が欲しい

 

量の時代の家づくりは設計者の実務能力が必須

日本がイケイケだった高度成長期。モノが不足していたからこそ住宅も、供給されていました。地方から東京に来れば、4人の核家族。専業主婦+サラリーマン。家に求めるものは、住む機能がメインでした。

こうやってただ単に家が欲しいだけなら、建売でも、分譲住宅でも良いと思います。そこには設計者が住まいを作る実務をこなしていました。量とスピードに追われる毎日で、規格住宅を用いて建設され、設計者の仕事と言えば申請作業をやっているだけでした。ハウスメーカーは営業マンが住まいの案内をしていました。

設計者の実務能力は常に必要でしたが、建築家的な発想はぞれ程必要ではありませんでした。

ライフスタイルの多様化は、家で何をするかが重要になる

こうやって住まいをモノとして売っていたときにはそれで良いかもしれませんが、今は多様性の時代で、サラリーマンの生活スタイルも様々。専業主婦もいれば、共働きもいます。

住宅が供給されつくされ、住まいで何をするかが、おおきなウェイトを占めています。生活の多様性は、住まいで何をするかを求められるようになりました。つまりコトの設計が必要なのです。

コトの設計ができる建築家は、設計者と両輪です

コトの設計とは、建築家が得意とするところ。パソコンで言う所のアプリやソフトの部分と言える部分になります。どんな事で楽しむか決める事です。多様化した現代では、このソフトの部分が非常に大きな役割を果たします。

一方、パソコン本体のハードの部分は、設計者の得意とする部分。ハードはハードで、常に高性能に進化し、メカニック的な技術が求められています。

職人さんは、それを制作する人たちで、作業の効率化、精度など日々進歩する技術に対応しています

みなそれぞれ役割があり、必要なのです。

一生に一度人生の1/3以上の時間を過ごす空間だからこそに、建築家も設計者も役割の違うからこそ共に必要になります。