建売を買うとき、南玄関の間取りは注意したい。

南側玄関の場合は、開けられない窓が多い

さて、今回は建売に多い南玄関にした住宅の間取りについてお話ししたいと思います。

デメリットは開かずの窓

南側に玄関を持ってくるデメリットはプライバシーを保てないことです。
南玄関を作る場合、玄関が道路に面していることが多いでしょう。ですが日当たりのことを考えると、LDKを南側において明るくしたいという思いもありますよね。ですから、道路側にLDKが向いてしまい、道路側の人目を気にすることにもなります。
せっかく日当たりがいいのに、カーテンを閉めっぱなしにしなくてはならなくなってしまうことも。こうなってしまうと、おのずと二階にLDKを置く間取りにしてしまいそうですね。
このように、かなり間取りが限定されてきてしまうのが最大のデメリットです。
この場合は、東入りの間取りに変更できればOK。もしできない時には、目隠しフェンスなどで、建物の外観と合わせてデザインする事が大切です。
中庭のように、玄関の前室を設ける事もいい方法です。
なんにせよ、開けられない窓や玄関は、建売住宅に多いので注意しましょう。

メリットは防犯に向いている事

それに対してメリットは、南玄関は玄関が明るいことです。これは人によってはかなり魅力的に映るのではないでしょうか。
そして先ほども申した通り、南側にLDKが来ることになるので、プライバシーは守られにくいかもしれませんが、その分防犯には向いているかもしれないということです。明るくて道路からよく見えるLDKに進んで入ってくる泥棒はなかなかいませんよね。また来客が多い方は、玄関付近に畳の客間を設けたいと考えることがあるかもしれませんが、それを玄関の北側につくれば畳が日に焼けてしまうのを防ぐことができます。ただその畳の客間は、少し暗くなってしまうかもしれないので、玄関から日差しを利用できるような仕切りを使うといいかもしれません。

風水的にも幸運は玄関から入るとされており、そのため玄関は清潔で明るくないといけないそうですので、この条件を無視できないと考える方もいらっしゃるでしょう。玄関が南側にあれば、その点有利です。

どちらにしろ、玄関は人を招き入れるもの。しっかりとしたしつらえは必要だと思います。

南玄関でも、エクステリアでデザインする

建売や分譲住宅の時は、外構がしっかり出来ていない事が多いです。玄関までの動線、リビングの窓にはウッドフェンスなど目隠しの設置が必須になります。少しでも家を広く使うために開かずの窓は無くしましょう!!!