こんにちは、房総イズムです。注文住宅の設計で、とても重要な要素のひとつに、『わがまま』という気持ちがあると思います。房総イズムにとって『わがまま』とは要望の一つだと考えています。

注文住宅は、わがままを形にしよう

わがままというと、あまり良いイメージでないですが、やはり注文住宅で必要な事は、~したいという気持ちです。結局のところ、要望が無ければ、すまいの設計は始まりません。なんでも良いのであれば、建売でもOKですよね。なにかしら、『通したい希望』みたいなのがあったり、『普通はなんか嫌だ』と漠然と思ったり、『納得した家にしたい』と思ったりするから注文住宅はあるのだと思います。

注文住宅のデザインとはわがままを形にするチカラ

建物の設計は、それぞれ、目指すところが異なります。
例えば、飲食店の設計なら、従業員がオペレーションしやすいプランニング、いらしたお客さんに、また来たいと思わせるデザイン。こういったところを設計します。ホテルなら、非日常空間を味わいつつ、その旅の一つも思い出の一端を味わえるようにデザインします。
デザインにサプライズがあったり、エンドユーザーの心に響かせることがとても重要になります。

一方、注文住宅の場合、第三者の来客者が毎日来るわけではありませんね。そこに過ごす家族が楽しめる空間になっていれば良いわけです。でもこれって家族の数だけ、趣味も、考え方も、家族構成も違うわけで、楽しい・かっこいいと思える空間はあるわけで、無数に存在します。

わがままをコントロールする注文住宅のポイントは取捨選択できるかどうか

だから、注文住宅のデザインはわがままがとても重要。でも『わがまま』はすべて叶えられるとは限りません。最も大切な事は、その『わがまま』をコントロールできること
そうすれば、家はもっともっと楽しくなるはずです。わがままにだめはないのです。むしろ、メリットデメリットを認識して取捨選択する事が必要。

これには、とても設計力や技術力が求められます。わがままを形に出来る注文住宅の業者を選ぶ事は、注文住宅の設計の良し悪しに関わります。

わがままを形にするインテリア
わがままを形にするインテリア

注文住宅で『わがまま』をデザインした事例

このインテリアガラスは、なんと3枚重ねています

ラメガラス+和紙の合わせガラス+ラメガラス

普通はこんな使い方しませんが、別に重ねていけないなんてどこにも書いてありません。
和な感じに、きらびやかさが生まれています。

施主要望
『ラメのガラスもいいし、和紙のガラスもいい、光を当てた時ラメが見たい』

普通は、どちらかの選択をしなくてはなりません。でもそれでは、このわがままが形になりません。しかも玄関なのでみんなに見てもらいたい。そこで、3枚のガラスの合わせ技にしました。

わがままが形になった一つですね。

柔軟に発想すればあなたのわがままも、他にはないデザインになります。

追伸

わがままは、希望の源。みなさんの要望を聞いてみるとそんな風に感じます。こういう要望が無ければ、自分仕様の家は出来ないのではないかと思っています。
房総イズムに家に統一感が無いのは、こういった要望を叶えていくと、住宅スタイルと言うものが実に生産側の都合で考えられていると感じます。

またどんな『わがまま』を形に出来るか、僕らの勝負でもありますし、楽しみでもあります。