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キッチンを南側に配置する設計とは

 

住まいの設計において、水回りは北側に計画する事がセオリーです

ではなぜ、キッチンは北側がセオリーなのでしょうか?

従来保存方法などあまり確立していないころは、食品が腐らないようにするためにも、日陰に台所は計画した方が理に適っています。また、換気設備があまり充実していない、台所や水回りは不浄である、という風水的な概念からも、ハレの場所に設置しない事がセオリーになってきました。

生活スタイルの違いと、家電商品の充実は、キッチンの配置も変えてしまう

台所を北側に追いやってしまう事は、今の共働きの生活に合わなくなってきました。

皆さんお気づきですか?昔の家事は相当時間のかかる作業でしたでした。おじいちゃん、おばあちゃんに聞いてもらえればわかります。

それが白物家電が普及する事で、家事自体の時間が短縮されました。(そのかわりPTAやSNSなど他のものに時間が奪われているので、、どっちが幸せかわかりませんが・・・)

家事の空いた時間をどうやって使うか、楽しむかは皆さん次第なのです。

キッチンはコミュニケーションのツールだからこそ、ハレの場所の南側へ

昨今、食事は家族や友達などコミュニケーションの一つとして重要な要因になっています。食べる事だけでなく作ることも大切な時間の過ごし方

テレビを家族で見る事が主流であった昭和の家族の風景。そんな家族の団らんは、スマートフォンやパソコンによって、リビングが家族の中心であることが絶対的ではなくなってきました。リビングよりもキッチンダイニングこそ家の中心になる。

そんな想いのライフスタイルだからキッチンが南側に計画される事はとても意味があるのです。

キッチン南側実例

階段室に面した南側のキッチン

私達の設計した住まいでは、階段が南側に計画されている住まいもあります。

ステンレスのオーダーでキッチンを作りました。これだけスケルトンのキッチンだと毎日のお掃除も大変ですが、このお施主様は、このキッチンを使いこなすことができる方たちなのです。

今回の使い勝手は、背面の大容量の収納にキャスターが付いたワゴンが入っていてこれを移動して使いこなします。

LDKの生活

そうでなければ、なかなかこういったキッチンをお勧めする事は出来ません!!

冷暖房のガラス間仕切り

今回のキッチン南側の設計は、間取りの合理性から導かれた回答でした。南側に配置する事で、階段、廊下と接続する事が出来て、会話が生まれます。また、住まいの明るさを作り出すために、キッチンの南側配置は必要な解答だったと思っています。実際とても明るい空間です。

L型キッチン+アイランドを南側に配置して作ることを楽しむ

キッチンは通常コンロ廻りを不燃材で仕上げる為、キッチンパネルを使う事が多いです。その場合多くは白色が一般的でそれ以外の色が無いと思っている人もいます。今回は南側で明るいため、黒で統一してキッチンをデザインしています。キッチンパネルの色を変えるだけでも印象は大きく変わります。奥様のシックなデザインの好みを生かすことができる、南側配置です。

そして、南側だからできるテラスに連続するキッチン

また今回はテラスにビールが出せるように窓を設置しています。これも南側にキッチンがあるからできる事です。

アイランドキッチン。もはや料理教室

センターにアイランドのシンクを設置して、コの字型にカウンターを作る予定です。とにかくワークスペースを大きく。そうすればみんなで御菓子を作ったり友達を呼ぶ事も出来ます。

昔は続き間の家で親族が沢山集まったりという事が多かったのですが、現在の関係性は、アクティブに楽しめるそんな住まいが良いのではと思っています。

この物件はこのようになりました!!
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