こんにちは、房総イズムです。災害が続きます。結果的に、建物の災害も多くなっています。今回の災害の後は、私達で携わった建物のパトロールに回っていますが、大きな被害の住まいが多いのでまずは、ここから手を付けましょう。
もくじ
建物が破損したら、まずは写真を撮る
まず破損した場所の写真をできる限り沢山とっておきましょう。
分からなければ、なんでも良いです。気になったところを写真を撮っておきましょう。
そうする事で、その後私達や、工務店や専門家が伺ったときに、後々、工事の判断材料になりますし、保険などの証拠資料になります。
ただ、安全には気を付けてください。決して無理をして屋根に上らないでください。
家の火災保険を調べる
多くのお住まいの場合、火災保険に加入しているでしょう。火災保険は火災だけでなく、風災や洪水など、様々な災害に対応しています。また特約で家財の保険に入って入れば、災害で壊れた家財にも保険が適用されます。このような災害が起きた時でないと、どういった内容の保険になっているかわからないものです。ですので先ほどお話したように、被災したときは、とにかく写真を撮っておきましょう。
もし保険証書が見当たらないなんて事も良くある話です。そんな時は、保険屋さんに問い合わせてみましょう、時間は掛かりますが、加入の有無を教えてくれます。
保険屋さんに連絡をして、事故報告の資料を取り寄せる
火災保険に入っていたら、まず、保険屋さんに連絡をして、事故報告を上げる為の書類を取り寄せます。
事故報告を提出する事で、保険金を受領することが出来ます。
ただこの事故報告書が、一般の方では、作ることが困難で、専門家に一度見に来てもらってどういった工事が必要か現地調査してもらうのが最も手っ取り早いです。
この時にも、事前に撮影した写真は有効になります。
では事故報告書はどういった内容を書くのかお伝えします
まず、書類としては、大まか下記の様になります
①保険金請求書の受取口座の記入。
額によっては登記簿謄本を求められることもあります。
②次に、どういった損傷なのかの説明書。
見取り図、平面図、立面図など、細かな損害の説明が必要になります
③その損害を修繕する為の見積もり。
一般的に、個人本人で②③を準備する事は難しいので、工事業者などに依頼する事になるでしょう。
重要なのは、損害状況を正確に保険屋さんに伝える事。
風災の場合は、保険屋さんの立ち合いは無い場合が多く、書類提出になるので、写真や図面で正確に説明する事が重要になります。
その損害に対して、どういった修繕が必要なのか、丁寧に保険屋さんに説明できる資料を作成します。
何かあった時の為の保険だから、正確に手続きしましょう。
立て続けに起きた台風15号、19号、21号の保険手続きから修繕のの御手伝いをしています。雨に関する部分は、特に早く修繕したいと思っています。
構造躯体に影響の無いよう、早めに専門家に見に来てもらいましょう。
追伸
今は職人さんが本当にいません。修繕で皆さんひっきりなしに働いています。板金屋さんは9月8日以降休みなしです。とにかく、住める状態の優先順位で工事を行っていますので、お待ちください。できる事は保険の手配などは可能ですので、進める所は進めておきましょう。