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要望の整理

 

ルール② NO1ルール

『要望の中で、譲れないNO1を決める。『NO1ルール』(NO1は少ないほうが良い)。その他は譲れる要望とする

NO1は、あなたにとっての最も大事な部分だが、これだけがんばって出した要望の中でなぜNO1を決めなくてはならないのか。

それは、要望は無限にあるし、すべてを叶えることは大変難しいからです。もちろん敷地や予算が無限にあるのであれば要望をかなえられるかも知れません。多くの場合、なにかしら制限が出てきてしまいます。こういった制限が出てしまったときに、舞い戻る原点がNO1の要望だと思ってください。

原点、NO1が、あなたの住まいのルール

人は、生活においても制限なしで物事の決定をすることはほとんどありません。むしろ制限がありすぎる場合のほうが多いでしょう。しかし、こういった制限は、逆に発想を豊かにし、人間の生活を豊かにしてくれます。NO1を、制限にしてあなたが考えるルールとしましょう。

NO1ルールを決めずに、ただ要望をかなえるように間取りやデザインを作り始めると、大切な部分がいつの間にか忘れ去られ、細部にばかりこだわって設計をしてしまい、いつまでも決められない負のスパイラルにはまってしまいます。

これが、設計でやってはいけない、『間取りパズル』の状態です。

間取りパズルは、何も解決しない

間取りパズルと言うのは、私たちが設計をやる中で一番陥ってはいけない状態です。

住まいと言うのは、あくまでその生活を楽しくするための道具に過ぎないのに、生活のことが二の次になり、間取りで遊び始めてしまう状態です。間取りを変更に変更を重ねると、まるでパズルのように一番しっくりくる場所を探し始めます。そう、いつの間にか、間取りがしっくりくることが目標になってしまいます。

これを避けるためにも、NO1をきめておく必要があります。

NO1ルールは、まるで憲法のように住まいの設計の思考を縛りますが、結果的に、尖ったすばらしいプランが出来上がるのです。

制限があることは、発想が豊かになります

たとえば24色の色鉛筆で絵を描くのと100色の色鉛筆で絵を描くことを比較したとします。人は制限があれば、その制限の中で知恵を絞って何か違うこと見つけ出します。色の数を沢山使えること=いい絵になるとはならないのです。

住まいの要望に関しても同じことが言えます。コスト、広さなど制限がある中では、その中で光るポイントを決めてあげて、そこを中心に計画を組み立てることで、あなたの住まいは、唯一無二になるでしょう。