玄関扉を外壁のデザインと合わせたい!

外壁は、ファサードラタン[すのこ張り]の外観になっていますので、それに負けない意匠の玄関扉を選定します。凹凸のある外観の為、凹んだ部分には、同じファサードラタンでも、サーモアッシュという木材を用いています。でっぱり引っ込みを強調したデザインになっています。

面材に、サーモアッシュの目透し張りのオリジナル木製玄関扉を制作

このサーモアッシュを、玄関扉に用いる事にしました。もちろん家のスペックは非常に高いので、玄関扉も断熱性能の高い木製扉を選定しています。

このオリジナル木製玄関扉は、表面材をこちらで張ることができるので、デザインに合わせたものをチョイスする事が出来ます。今回は折角張るので、木材の素材感は合わせますが、張り方をこだわって、斜め張りしています。

そうする事で素材の一体感と、玄関扉の意匠性を残すデザインでオリジナル感を演出しております。

オーダー木製玄関ドア
オーダー木製玄関ドア

実際アッシュと言う堅木を扉に張るので、それなりに重量が重くなりますが、丁番もしっかりしているので、安心です。家の顔である玄関にインパクトが出て、それだけで十分やった価値があります。

オリジナル木製玄関扉で高断熱仕様+デザイン性確保

有名なユダ木工の木製玄関ドア

国内メーカーで、木製玄関扉の有名なところは、ユダ木工があります。価格的には高価な部類の木製玄関扉になりますが、断熱性も優れているので、ファンも多い商品でもあります。

木製玄関扉の注意点

木製玄関ドアは、性能的にも意匠的にも魅力的ですが、いくつか注意しておきたい点もあります。

  1. 大変重量が重いので、設置に注意が必要です。搬入や取り付けには複数の人に手伝ってもらわなければなりません。はじめての大工さんの時には、しっかり施工要領書を見ておきましょう。
  2. 工事中の管理をしっかりする必要があります。木製なので、工事中傷が付きやすいので養生もしっかり行いましょう
  3. 木製玄関扉の下にはキックプレートは設置しましょう。どうしても足元の部分の劣化が早いので、下部にはステンレス製のキックプレートを付けておきましょう。
  4. 木製玄関扉はしっかり庇のあるところにプランニングしましょう。玄関扉は、雨に濡れないようにしっかり大きな庇の下にプランニングが必要です。

昔は、木製の玄関の扉しかなかったので、昔の建物を参考にするといろいろわかることがあります。

その他注意点としては、安価な海外製の木製玄関扉が売られていますが、反りや、品質なので問題点があるものも多いので注意が必要です。

また、ZEHや低炭素住宅で外皮計算を行う場合は、熱伝導率の根拠がない商品もありますので、ノーブランド商品はこのあたりも注意したいです。