一般の方が、住宅を設計できるなんて無理!と思うかもしれません。
普通に考えれば、設計は非常に難しく手間のかかるものですが、設計と呼ばれるものを細かく分解してみると、一般のみなさんでも出来る項目があります。
もくじ
注文住宅の大きな流れをお話ししましょう。
設計業務を因数分解して細かくしてみます
ステップ1 コンセプト、ボリューム作り
- なぜ家を建てるのか
- どこに建てるのか
- 予算はどのくらいなのか
- 家の要望は何か
- 将来の人生設計はどのように考えているか
- 好きなテイスト・嫌いなテイストはどういったものか
- 住宅の性能は気になるか。またどのくらいにしたいか
以上の事を元に、建築家はその住宅のコンセプトとライフスタイルのビジョンの提案を行います。
この住宅の概念が出来上がれば、作図(間取り図)を行い、住宅のボリュームを決定します。
ステップ2 実施図面、概算見積もり作成
次に見積もりを取る為の実施設計に入ります。
- 壁・床・天井などのインテリア仕様を決めます
- お風呂、洗面、キッチンなどの住宅設備を決めます
- 場合によっては家具の選定も行います
- 照明計画、電気設備、空調設備などを決めます
- 構造設計を行います
など実施設計を行います。そして概算見積もりを取ります。
ステップ3 見積もり調整、再図面、行政機関への申請
工務店への概算見積もりを行い、予算調整を行います。
- 概算図面で予算の調整
- 予算に応じて図面の調整
- 図面、建築コストの決定
- 行政機関への申請書類作成
- 申請
- 着工
皆さんにできるのは、ステップ1の部分
注文住宅は、非常に沢山の業務があります。この工程を経て、建築物は工事開始になるのですが、高い達成感や満足感を得るためには、ステップ1のコンセプトボリューム作りを、しっかりやらなくてはなりません。
しかも、このステップ1では、みなさんの主体性が、建物の良し悪しのすべてを決めると言っても過言ではないのです。
この難しいステップ1を、シンプルなルールーを介して皆さんが出来るようにしたのが『じぶん家設計』なのです
まずは皆さんの頭の奥底に眠っているアイディアを引き出し、整理しすることが、はじめの一歩です。
ステップ1を、5つシンプルなルールで行います
シンプルな5つのルールを元に順を追って進めてください。ライフスタイルが視角化されを住まいのコンセプトを掴むことが出来ます。
①要望のアウトプット(好き嫌いルール)
②要望の整理(NO1ルール)
③間取りにしてみる(幾何学ルール)
④プロ目線の評価(主観客観ルール)
⑤注意(コスト制限ルール)
この5つのサイクルで1ユニット。これを繰り返すことで、そのプランは劇的に洗練されてゆきます